コロナ感染状況に配慮して2020、2021年度のフォーラムは中止したが、2022年度は、「AI・ロボットも使ってこそ使われてこそ ― 新たな共創・共生時代を拓く ― 」をテーマに、以下の趣旨で開催したい。
コロナ禍でリモート勤務、オンライン講義、学会や講演会もオンライン、世の中、ディジタル化が進み、社会のありようの変化を実感したのでは。「何でもAI」と言っていた時は過ぎ、AI・ロボットは、実用の段階になり、社会実装も進みつつある。DXの中核技術と目されている。AI・ロボットが本当に実社会で普及し信頼され日常の営みに馴染んだ存在になるには「使ってこそ使われてこそ」ではないか。使ってこそ新しい気付きがあり、使われてこそユーザーの求めが知られる。信頼され頼られる技術が生れる。共創・共生が求められる時代、AIやロボットの最新技術の研究開発、社会実装を精力的に推進されていて、最新の話題を提供し討論を展開していただける方々をお招きし、AI・ロボットの最新技術を使った明るい未来を展望できるような議論の展開をしてみたい。談論風発興味つきないフォーラムになることを期待する。
(世話人代表 名古屋大学・愛知県立大学・豊橋技術科学大学 名誉教授 稲垣 康善)