1997年に第1回ロボカップが名古屋で開催されて20年、今年(2017年)21回目のロボカップが名古屋に戻って来ます。先日も名古屋南大津通の松坂屋百貨店で、ロボカップの宣伝に出向いていたロボットにお目にかかりました。世界を回って20年、隔世の感のロボットの動きに子供たちが興味津々の様子でした。昨今、IoT, ビッグデータ、AI、ロボットと情報技術の社会への浸透はとどまるところを知らないように見えます。私たちは、ロボットと共生する日常への戸口に立っているのかもしれません。しかし、まだまだその戸を開くには、いくつかのブレーク・スルーが必要なのではないでしょうか。技術的にもまた人間的観点からも。日頃、ロボット、人工知能、脳科学など関連の研究に精魂を傾けておられる研究者の方々に集まっていただき、ゆっくりと自由に、ざっくばらんに楽しみながら討論していただき、今をまた先を見る何かを持ち帰っていただければよいと思います。
(世話人代表:名古屋大学・豊橋技術科学大学・愛知県立大学 名誉教授 稲垣 康善)