■第17回Kフォーラム

ざっくばらんフォーラム
「今のこれからのロボット・人工知能・脳科学」

開催日:平成29年8月17日(水)〜19日(土)
会場:ホテルアソシア高山リゾート


 1997年に第1回ロボカップが名古屋で開催されて20年、今年(2017年)21回目のロボカップが名古屋に戻って来ます。先日も名古屋南大津通の松坂屋百貨店で、ロボカップの宣伝に出向いていたロボットにお目にかかりました。世界を回って20年、隔世の感のロボットの動きに子供たちが興味津々の様子でした。昨今、IoT, ビッグデータ、AI、ロボットと情報技術の社会への浸透はとどまるところを知らないように見えます。私たちは、ロボットと共生する日常への戸口に立っているのかもしれません。しかし、まだまだその戸を開くには、いくつかのブレーク・スルーが必要なのではないでしょうか。技術的にもまた人間的観点からも。日頃、ロボット、人工知能、脳科学など関連の研究に精魂を傾けておられる研究者の方々に集まっていただき、ゆっくりと自由に、ざっくばらんに楽しみながら討論していただき、今をまた先を見る何かを持ち帰っていただければよいと思います。
(世話人代表:名古屋大学・豊橋技術科学大学・愛知県立大学 名誉教授 稲垣 康善)



プログラム
(敬称略)

8月17日(木)  
14:00 フォーラム開会

1

14:15

「数理脳科学と人工知能」
甘利 俊一(理化学研究所 脳科学総合研究センター 特別顧問)
2

15:15

「拘束条件付き自己組織化理論とその応用」
津田 一郎(中部大学 創発学術院 教授)
3 16:15 「意識の境界問題に対する数理的アプローチ」
大泉 匡史(株式会社アラヤ 技術部R&Dグループ マネージャー)
4 17:15 討論

8月18日(金)  

5 10:00
「ヒト胎児・子宮モデルを用いた発達再構成実験および人間的な
心の構成要件について」
國吉 康夫(東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 教授)
6 11:00 「ディープラーニングを用いたロボットの運動・言語学習」
尾形 哲也(早稲田大学 基幹理工学部表現工学科 教授)
7 12:00
午前討論
8 14:00 「自発活動する計算機」
高橋 宏知(東京大学 先端科学技術研究センター 講師)
9 15:00 「神経ネットワークダイナミクスから探る精神疾患のメカニズム」
高橋 哲也(福井大学 保険管理センター 准教授)
10 16:20 「盲視から探る意識の脳内メカニズム」
吉田 正俊(生理学研究所システム脳科学研究領域認知行動発達研究部門助教)
11 17:20 午後討論

8月19日(土)

12 9:00
「概念工学としての哲学:Ethics without responsibilityの試み」
戸田山 和久(名古屋大学大学院情報学研究科 教授)
13 10:00

「多層NNモデルによる色の階層的情報表現の獲得」
臼井 支朗(豊橋技術科学大学 名誉教授)

14 11:00 午後討論