このフォーラムは、ロボット産業とロボット文化の振興に寄与することを目的として開催しました。研究者、産業人が、これからのロボットにかける夢(色、形、デザイン、機能、方向性など)を自由な発想で語り合い、ロボットの実現に向けて論議を交わす、自由討論形式で行いました。
フォーラム第1日目は、名古屋大学大学院福田敏男教授の司会のもと、それぞれ短時間のプレゼンテーションを行い、談論風発的なリラックスした、和やかな雰囲気で進行。時には鋭い質疑応答も飛び交い、ほとんど休憩もせず、予定時間も遙かに超え、夜10時まで続けられました。
2日目の開始時間も予定を30分早め、8時30分から12時まで活発な討論が続けられ、今後のロボットの夢、進むべき方向など、熱く語り合われました。
人間型ロボットは、今後、福祉・介護型、癒し型、ガードマン・セキュリティー型、家政婦型、子育て・教育学習型、医療型、工事型、スポーツ・トレーニング型、遊技型等々、超えなければならないハードルを一つ一つクリアしながら、さまざまな形に発展していくのだろうと思います。
いずれにしても皆様の研究の成果が結集され、夢物語ではなく現実のものとして、少しでも早く実用化の花を咲かせ、日本の産業界を活気づけるようになれば、大変素晴らしいことです。
財団としても、今後ともいろいろな形で、情報科学の発展に寄与していきたいと決意をあらたにした次第です。